【すぐに解決】Excelの動作が重いなら!原因の見つけ方と対処法

スポンサードリンク
excel 重い エクセル
「突然エクセルが開かなくなった!」
「エクセルの動作が重くて作業ができない!」

エクセルの動作が急に重くなったり、動かなくなったりしたことはありませんか?
エクセルを多用する方はそんな経験があるかもしれません。

エクセルの動作が重くなる原因は多数あり、原因によって解決策が違います。
当記事ではエクセルが重くなる原因と対処法を解説しています。
原因の見つけ方もご紹介しているので、すぐに問題を解決して、快適にエクセルが使えるようになりますよ。

この記事を読んで、エクセルが重い悩みを解決し、作業効率を上げましょう!

1.まずは原因を特定しよう!原因の見つけ方

エクセルの動作が重いとき、原因はいくつか考えられます。
むやみに原因を探る前に、まずはエクセルで開いているファイルに原因があるのか、それともエクセルファイルを開くデバイスに原因があるのか調べましょう。

調査方法は簡単です。
以下の①または②を試してみてください。

1-1.複数デバイスを使用して調査する

複数デバイスを使用できる場合、動作が重い対象のファイルを別のデバイスで開いてみましょう。

⇒ファイルが開ける(動作がスムーズである)場合、ファイルを開くデバイスに問題があります。
⇒ファイルが開けない(動作が重い)場合、別のエクセルファイルを開いてください。
⇒別のエクセルファイルが開ける(動作がスムーズである)場合、対象のエクセルファイルに問題があります。
⇒別のエクセルファイルが開けない(動作が重い)場合、デバイスにインストールされているエクセル自体に問題があります。更に別のデバイスで確認してください。

1-2.1台のデバイスで調査する

1台のデバイスしか使用できない場合、他のエクセルファイルを開いてみましょう。
⇒ファイルが開ける(動作がスムーズである)場合、対象のエクセルファイルに問題があります。
⇒ファイルが開けない(動作が重い)場合、ファイルを開くデバイス、またはインストールされているエクセル自体に問題があります。

これで原因がエクセルファイルにあるのか、デバイスまたはエクセルにあるのか確認できたかと思います。

では、エクセルファイルに問題がある場合はこのまま次の「2.ファイル内容が原因の場合の解決法」をお読みください。
デバイスまたはエクセルに問題がある場合は「3.デバイスが原因の場合の解決法」で解決法を紹介しています。

2.ファイル内容が原因の場合の解決法

エクセルファイルの内容が原因の場合、ファイル内容の修正を行なえば軽くすることが可能です。

ではまずはファイルサイズを確認してください。
ファイルサイズの基準は500KBで、それ以上になるとサイズが大きくなるにつれ動作が遅くなります。

ファイルサイズは対象ファイルの格納されているフォルダで確認できます。

▼フォルダの項目の「サイズ」がファイルサイズです。
excel 重い

もし「サイズ」が項目にない場合は、「名前」の部分にカーソルを当てて右クリックすると表示する項目が選択できます。

2-1.ファイルサイズが原因の場合

ファイルサイズが大きい場合、そもそもファイルが開くことが難しいかもしれません。
その原因は次の「2-2.ファイル内容が原因の場合」で紹介している内容でファイルが作成されていると思われます。

【ファイルの開き方】

ファイルの修正が不可避のため、次の手順で開けるかを試してみましょう。

①新規でエクセルを立ち上げます。
②[ファイル]タブから[開く]を選択し、[参照]をします。
③以下の図のようにファイルを選んで、ただ開くのではなく、横の「▼」を押して[開いて修復する]を選択します。
excel 重い

④[修復]を押してファイルを開きます。
excel 重い

もしそれでも開けない場合は、上記の手順の最後④で[データ抽出]を行いデータだけ抽出しましょう。
画像などは抽出できませんが、数値や数式は抽出できる可能性があります。

上記の手順でも開かない、抽出できない場合は以下のことを試してください。

  • ファイルパスを確認し、記号などが入ったフォルダ名が入っていないか確認し、入っている場合は浅い階層のフォルダにファイルを移動させて開いてみる。
  • クラウドなどネット上にファイルを置いている場合はローカルに移して開いてみる。
  • セーフモードで開いてみる。

【セーフ―モードでのファイルの開き方】

セーフモードでエクセルを実行したい場合は以下の手順で行ってください。

①「Ctrl」を押しながらエクセルを開きます。②のポップアップが表示されるまで押し続けてください。
②以下の図のポップアップが表示されるので、「はい」を押して起動してください。
excel 重い

③起動したファイルは上部に表示されているのファイル名の横に「セーフモード」と表示されます。
excel 重い

2-2.ファイル内容が原因の場合

では実際にファイル内容を確認し、ファイルが軽くなるよう修正します。

ファイルが重くなる原因は複数の要因が重なっているかもしれません。
上から順に確認してみてください。

2-2-1. 行数、列数が多い

単純にデータが多い場合、行数、列数が多くなるほどファイルは重くなります。
その場合はデータ量を減らすか、別のブックへ移動しファイルを分割しましょう。

見たところ行数も列数も少ない場合、非表示行、非表示列がないか確認してください。
非表示があればファイルは重くなります。不要な行列は削除してください。

2-2-2.シート数が多い

シートが増えるとファイルサイズはその分大きくなります。
不要なシートは削除するか、別のブックへ移しましょう。

シートも行列と同じく非表示シートが含まれている可能性があります。削除すればファイルは軽くなります。

▼シートタブの上で右クリックし「再表示」を選択すると、非表示シートのリストが表示されます。
excel 重い

2-2-3.図形やグラフが多い

図形やグラフなどのオブジェクトが多い場合、不要なものは削除しましょう。
[挿入]タブにある機能についてはどれでも多く使用するとどんどん重くなっていきます。

2-2-4.画像が多い

画像の挿入はファイルを重くします。
もちろん不要な画像は削除すべきですが、画像は必要だからいれていることが多いと思います。
画像の挿入の仕方と編集の仕方を工夫してなるべくファイルサイズを大きくしないようにしましょう。

【画像の挿入方法の工夫】

画像はコピペで挿入するとサイズが大きくなります。
画像を挿入する場合は、[挿入]タブの[図]にある[画像]から挿入すればサイズが軽くなります。
excel 重い

【トリミング方法の工夫】

トリミングしたあとそのままにしていませんか?
トリミングは不要な部分が残りますので、見えている部分が小さくても画像サイズが大きい場合があります。
トリミング後は不要な部分を以下の手順で削除しましょう。

①画像を選んで[書式]タブの[図の圧縮]を選択します。
excel 重い

②以下の図のようなポップアップが表示されます。オプションを変更して「OK」を押下するとトリミングして見えなくなった部分がきれいに削除されます。
excel 重い

※「圧縮オプション」の「この画像だけに適用する」を外すとブック内の全画像に適用されます。

2-2-5.リンクが多い

リンクが多いとファイルは重くなります。
なるべくリンクは減らすか、リンクにしないで保存しましょう。

2-2-6. 大きい数値、または数式の結果をグラフにしている

グラフのもととなる数値が大きかったり、数式の結果を直接グラフにしていたりするとファイルサイズが大きくなります。
数値を小さくするよう工夫し、数式の結果は数値として別のセルに貼りつけて使用しましょう。

2-2-7.参照関数を使用したセルが多い

VLOOKUP関数など参照する関数はファイルを開くたびに再計算されます。
いくつかのセルで使用している場合は問題ありませんが、数百、数千行で使用している場合はファイルを開くと固まって動かなくなってしまう可能性があります。

またファイルが開けて動かしている場合でも、一つのセルを修正すると全てのシートで再計算されるため動作が鈍くなります。

【自動計算の停止】

再計算を停止する場合は、計算方法の設定を以下の手順で変更しましょう。

①[数式]タブにある[計算方法の設定]を「自動」から「手動」に変更します。
excel 重い

②ファイルの修正が済み、計算したい場合は[計算方法の設定]の横にある[再計算の実行]を押します。
excel 重い

上段が[再計算実行(F9)]で、実行するとブック全体の数式が再計算されます。
下段は[シート再計算(Shift+F9)]で、作業しているシート内の数式が再計算されます。

2-2-8.書式設定が多い

書式設定や条件付き書式のパターンが多いと重くなります。

たとえばカラフルに細かく色やフォント(サイズやスタイル)を使い分けていたり、条件付き書式をたくさん組み込んでいたりしませんか?
色や条件付き書式を減らし、フォントやセルの設定を統一しましょう。

▼条件付き書式は[ホーム]タブの[条件付き書式]の[ルール管理]から確認し、数を減らすようにしましょう
excel 重い

2-2-9. VBAを動かすとき画面更新を停止していない

VBAを動かしている場合、画面更新を停止していないと動作が遅く、時には止まってしまいます。

画面更新とはVBAが処理した結果をセルやシートに反映することです。
これを停止せずVBAで大量のデータを処理すると、結果が終わった順に更新されていくためファイル内容がどんどん書き変わります。

画面の処理速度が追いつけずに固まってしまったり、エラーを起こしたりする原因となります。

そのためプログラムを組む際には、「Application.ScreenUpdating = False(True)」を処理の前後に書きましょう。

(例)
Sub Sample()
~宣言など画面処理以外の記述~
Application.ScreenUpdating = False
~処理内容~
Application.ScreenUpdating = True
End Sub

VBAについては他にもWith句を使い何度もシートやセルを指定しないことや配列を使用するなど対策がとれるため、一度プログラムを見直してみましょう。

2-2-10. 自動保存が頻繁に行われる

ファイルをつい消してしまったときに、自動的に保存される自動保存機能は便利ですよね。
でも自動保存の間隔を狭く設定している場合、動作を遅くしている原因になっているかもしれません。

自動保存が原因の場合、場合一定時間ごとに動作が止まるため分かりやすいと思います。
自動保存が頻繁に行われる場合は、保存間隔を今より長くすることをおすすめします。

▼[ファイル]タブの[オプション]から[保存]を押して赤枠を確認してください。自動保存の間隔は1~120分の間で設定できます。
excel 重い

2-2-11.共有ファイルである

共有ファイルである場合、他の人が修正しているときは動作が重くなります。
共有でなくてもよい場合は共有設定をやめ、共有でなければならない場合は他の人と修正時間がかぶらないよう調整しましょう。

3.デバイスが原因の場合の解決法

エクセルファイルに原因がなさそうな場合、使用しているデバイスやエクセルに原因がある可能性があります。
この場合いくらファイルを修正しても動作は軽くなりません。

まずは再起動してみましょう。再起動することでデバイスがデバイス内を自動で整理してくれます。
これだけで解決することもよくあります。

それでも解決しない場合の対処法を確認していきましょう。

3-1.複数のファイルやアプリを実行している

エクセルファイルはもちろんですが、ワードファイルやテキストファイル、IEなど同時に複数開いている場合、他のファイルの動作もエクセルファイルの動作も重くなり、メモリ不足の原因ともなります。
開いているファイルの数を減らして作業しましょう。

また画面上見えない不必要なアプリが起動している場合があります。タスクマネージャーを開いて確認し、必要なければ停止しましょう。

▼タスクマネージャーはタスクバーを右クリックすると開くことができます。
excel 重い

3-2.デバイス、OSが古い

技術革新が進み新技術もどんどん開発されています。
昔のデバイスでも動くかもしれませんが、デバイスが古いほど蓄積されたデータで動きは鈍くなるものです。
メモリを増設やハードディスクの交換が必要かもしれません。

また新しいアプリの場合、使用しているOSをカバーしていない可能性もあります。
対応していなくても動くこともありますので、デバイスが古い場合は買い替えることも検討し、OSの場合は初期化して再インストールやアップグレードをしましょう。

3-3.インストールしているエクセルに不要なアドインがある

エクセルに不要なアドインが存在する場合は除去しましょう。ただしアドインを特別にインストールした覚えがない場合は触らないほうがよいでしょう。

▼[ファイル]タブの[オプション]から[アドイン]を確認できます。
excel 重い

3-4.インストールしているエクセルが壊れている

上記の何をやってもエクセルが起動しない、または動作の重さが改善されない場合、まれにエクセル自体が破損している可能性があります。
破損する原因はケースバイケースで不明なことも多々あります。
そんなときは以下の3つの対処法を試してみてください。

【エクセルの設定の初期化と再作成】

次の手順でエクセルの設定を初期化しましょう。
初期化するとエクセルが起動する可能性があります。

①エクセルは全て終了します。
②フォルダオプションを開き、[表示]タブの「ファイルとフォルダ―の表示」にある隠しファイル設定を「表示する」に変更します。※フォルダオプションの開き方はOSのバージョンにより異なります。こちらはWindows10の場合です。

▼設定を変更して「適用」を押下後、「OK」を押してフォルダオプションを閉じます。
excel 重い

③設定ファイルが格納されているフォルダを開き、設定ファイル名を変更します。
設定ファイル:C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Microsoft\Excel\ExcelXX.xlb ※XXの数字はそれぞれ異なる
この「ExcelXX.xlb」を適当な名前に変更します。後で削除するためなんでもかまいません。
excel 重い

④エクセルを再起動すると設定ファイルが再作成されたこと、動作が軽くなったことを確認し、名前を変えたファイルを削除します。

【プログラムの修復】

プログラムを修復は以下の手順で行います。

①エクセルは全て終了します。
②コントロールパネルから[プログラムと機能]を開き、Officeプログラムを右クリックして「変更」を選択します。
③以下の図のようなポップアップから修復をします。
excel 重い

【再インストール】

上記でも修復されない場合は、エクセルをアンインストールし、再インストールすることも問題を解決する手段です。

4.まとめ

エクセルを日常的に使う方は多いと思います。
突然止まったり動作が重くなったりすると慌ててしまうかもしれませんが、落ち着いて何が原因か確認し、当記事で解説した点をチェックしてください。

エクセルは作業効率を上げるツールです。
ツールの修復に時間を割いては本末転倒なので、素早く重い原因を解決し、快適に作業を行ってくださいね。

コメント